国際演劇交流セミナー2023 韓国特集開催のお知らせ
韓国では、2004年からの「文化芸術教育」の推進により「学校における芸術教育」として全国の学校や施設に、演劇、舞踊、映画、韓国伝統音楽など8つの分野の専門性に応じて「芸術講師」と呼ばれるアーティストが派遣されています。10年後の2014 年には 7000校以上の学校に 5000人近いアーティストを派遣するまでになりました。この異例の芸術教育の推進、そして、前例のない「芸術講師の派遣」システムは、諸外国からも関心を集めています。
今回は、韓国で芸術(演劇)教育を行う実践者・専門家の2名をパネリストにお呼びし、個人の特色ある活動と専門の活動を紹介していただきます。
みなさまのご参加をお待ちしております。
【 開催日時 】
2024年1月21日㊐・22日㊊
【 会 場 】オンラインで開催
※チラシ画像をクリックするとダウンロードできます。
韓国における教育演劇の取り組みと
芸術講師の育成システムについて
チョン・ヒョジョン氏の多岐にわたる教育演劇の取り組みの紹介と、芸術講師が採用される前/採用された後も、適切なトレーニングが準備されているのかについてお話いただきます。韓国文化芸術教育振興院(Arte)の研修講師・専門諮問委員を務めるチョン・ヒョジョン氏に芸術講師の育成システムについて、ご紹介していただきます。
講師/ チョン・ヒョジョン(전효정)
ソウル国立教育大学大学院教育学修士課程を修了。芸術夢学校(Artdream Education Center)の代表として、学校外の青少年、軍部隊、地域児童センター、幼児、高齢者を対象とした文化芸術教育プログラムの企画および運営を行う。ほか、韓国教育演劇学会理事、韓国文化芸術教育士連合会副会長、韓国文化芸術教育振興院(Arte)の研修講師および専門諮問委員を務める。
韓国における教育演劇の取り組みと
大学院における専門人材の養成について
韓国は、1990年以降、外国人の受け入れに対して開放的・積極的な移民政策へと基本方針を変えました。 また、国内外国人に対しても社会統合政策の一環として 「多文化政策」 が展開されるなど、 政策的大転換を図っています。そこで、多文化共生に向けて、韓国の芸術(演劇)教育が、どのようなプログラムを思案して具体的な実践を行っているのか。多文化共生プロジェクトの実践を行なうティーチング・アーティスト(TA)が韓国での実例をご紹介いただきます。
講師/キム・ビョンジュ(김병주)
ニューヨーク大学スタインハート教育大学院で教育演劇学の修士・博士課程を修了。
ニューヨークの代表的な教育演劇専門機関であるCAT(Creative Arts Team) でティーチング アーティスト(T A)として活動。2005 年に韓国に帰国。教育演劇研究所PRAXIS を設立。韓国演劇教育協会副会長も務める。
国内外の多様な学術誌などに論文を発表。訳書として『市民演劇』(2009)、『文化芸術教育の跳躍のための評価』(2012) などがある。現在、ソウル国立教育大学大学院教育学研究科演劇教育プログラムの教授として在職。
参加費
一般 1,000円(A・B通し券)
※ 協会員無料
参加方法
上記のシステムが利用できない方は、
メールにて、件名を「韓国特集2023」にして
本文に、①お名前(氏名・ふりがな)②連絡先(電話番号、メールアドレス)を明記の上、ご応募ください。のちほど詳細をご連絡いたします。
✉ jda.iad.info1@gmail.com
申込み締切
チケットシステム【Peatix】ではレクチャー各回の前日23:59まで
助 成
文化庁文化芸術振興費補助金
(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する 新進芸術家育成事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会
主催/制作
一般社団法人日本演出者協会
実行委員
柏木俊彦 / 広田豹 / 松田文
日本演出者協会は、ハラスメント防止に努めています。
参加のお申込みをされる前に、必ず「日本演出者協会事業におけるハラスメント防止ガイドライン」をご確認ください。