村山知義:日本の戯曲研修部アーカイブ
「日本の戯曲研修部アーカイブ」は、日本演出者協会が主催する「日本の戯曲研修セミナー」で取り上げた戯曲や劇作家を中心に、セミナーコンテンツや周辺情報をまとめたアーカイブです。未来の演出家や演劇人に向けて、有益かつ論争的な場となることを目的としています。
村山知義(むらやまともよし)
(1901年~1977年)劇作家。演出家。舞台美術家。1901年、東京神田に生まれる。1918年、第一高等学校に入学(久保栄と同学年)、その後、東京帝国大学文学部哲学科に進学するが、ベルリン留学に伴い退学。1923年に帰国し、美術集団マヴォを結成。築地小劇場の舞台装置を担当し、演劇の世界へ。プロレタリア演劇運動の渦中にて劇作・演出を行う。1932年、検挙され、転向。1934年、新劇の大同団結を唱え、新協劇団を設立。戦後、『死んだ海』三部作を作・演出・装置。1959年、東京芸術座を設立。日本演出者協会初代理事長。
日本の戯曲研修セミナー @オンライン2023 村山知義『死んだ海』三部作を読む!
2023年11月7日(火)・11月17日(火)〜19日(日)(全4回)
『死んだ海』(1952年7月)「真夜中の港』(1952年12月)『崖町に寄せる波』(1953年12月)という三部構成の戯曲として発表・上演され、村山流のリアリズムを実践した作品として知られています。本セミナーでは、ディスカッション参加者がそれぞれ担当する部について、気になった点や考察を簡単にプレゼンした上で、戯曲を声に出して読みながら、全体でディスカッションをしました。 ゲストトークとして東京芸術座の北原章彦氏を招いて演劇人・村山知義について、レクチャーでは演劇批評家の高橋宏幸氏を招いて『死んだ海』のドラマツルギーについてお話しいただきました。
・セミナーの報告
アーカイブ
レポートブック「村山知義『死んだ海』三部作を読む!」(PDF)
戯曲情報
『死んだ海』は図書館に収蔵されています。
『真夜中の湊』は『死んだ海 第1部死んだ海、第2部真夜中の湊』他に収録されています。
『崖町に寄せる波』は『村山知義戯曲集 戦後編』に収録されています。