日本の戯曲研修セミナー2023 in 東海
川上貞奴特集
ピカソやロダン、総理大臣をも魅了した日本の女優第一号
正劇女優・マダム貞奴が携わった作品を体験&上演!!
川上貞奴(1871-1946)は、日本橋葭町の芸者であったが、明治27年(1894)、壮士芝居の川上音二郎(1864-1911)と結婚し女優業に転身。30年代(1899-1902)には、川上一座の欧米巡業により、花形女優として評判になった。「御髪あらひに就て御婦人方に告げる目下歐米漫遊中 新派女俳優川上貞奴述 日本でも西洋でも御婦人方の美容いのは御髪の艶の良く丈の長のが第一かと存じます 此良い髪を持ち又活撥な精神を持ちますには御髪を洗ふ事に御注意が肝要かと思ひます 之れを怠りますと毛穴が塵垢の為に塞がれ終に氣鬱、ヒステリー、…起おこします私は先年歐…良く氣…」と記された紙片が書き写されている。
――清水晴風著『東京名物百人一首』明治40年8月「新派女優の川上貞奴」より抜粋
開催期間
2024年2月1日㊍ ― 10日㊏
会場
芸術創造センター リハーサル室・大会議室
愛知県名古屋市東区葵一丁目3番27号
●交通アクセス ※駐車場台数に限りがあります。
公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東山線「新栄町」下車 1番出口より北へ徒歩3分
・地下鉄桜通線「高岳」下車 3番出口より東へ徒歩5分
・市バス「布池」下車 南へ徒歩2分
(栄12・15号系統、鶴舞11号系統、東巡回系統)
・市バス「新栄町」下車 北へ徒歩4分
(栄12・16号系統、鶴舞11号系統)
文化のみち二葉館【名古屋市旧川上貞奴邸】
愛知県名古屋市東区撞木町3丁目23番地
・なごや観光ルートバスメーグル「文化のみち二葉館」下車
・地下鉄桜通線「高岳駅」2番出口より北へ徒歩10分
・名鉄瀬戸線「尼ケ坂駅」南へ徒歩12分
スケジュール
貞奴が演じた西洋のヒロインを抜粋して、西洋の古典作品より、ドレス(ロングスカート)所作、メーク、動き、セリフ等を取り入れたワーク ショップをします。最終日にはリハーサル室で成果発表を行います。
スケジュール
2/1(木)18:30ー21:00
2/2(金)18:30ー21:00
2/7(水)18:30ー21:00
2/8(木)18:30ー21:00
2/9(金)9:00ー 終日(変更の可能性あり) + 成果発表(17:00ー)
受講料 8000円(全5回・成果発表含む)
定 員 10名
会 場 芸術創造センター大会議場
お申込み先 080-4536-9570
講師 ルチア
チアトルドーム代表
演出家/演技トレーナー/翻訳家/芸術学博士(Ph.D.)
ロシア国内随一の演劇大学「ロシア舞台芸術アカデミー(GITIS)」を卒業後、演出・俳優教育専攻修士課程修了、演劇学博士課程芸術学博士号を取得。
ロシア国立マールイ劇場、及び同劇場付属シェープキン記念演劇大学にて演出、演技、俳優教育の研修を積み、チェーホフ記念モスクワ芸術座では日本戯曲のロシア語翻訳家として活動。俳優として数々の映像作品に出演、及びロシア国内の国立ドラマ劇場にて演出家としても活躍。
帰国後は「チアトルドーム」を開設し、演出家としてだけでなく、スタニスラフスキーシステムを中心に国際的に活躍できる俳優教育の育成事業の研究を続けている。
また国際演劇交流コーディネーターとして、海外の演劇人との交流事業にも積極的に携わっている。
🌹ワークショップ成果発表をご覧頂けます!🌹
2月9日(金)17:00~
会 場:芸術創造センター・リハーサル室
入場料:500円
貞奴が主人公フレッド少年を演じた児童劇。
今回はリーディングとクラリネット中心の演奏で。
M.カンパニーplus+は中高生中心のグループです。
2/8㊍ 18:00-
芸術創造センター・リハーサル室
出演 谷川伸彦(劇団名古屋)、長見英司、上利嘉寿、今井涼太、田村彩葉、茶谷空、山中碧真、佐藤そら、堀田真央
演奏作曲 坂野嘉彦、藤田勝子
チケット料金:1500円
演出 ほりみか
演出家、M,カンパニー主宰
児童青少年演劇を専門とし、俳優として全国各地での公演活動を行うほかに、地域コミュニティー対象の演劇講座、表現教育授業、保育士、教員へ向けての現職教育、学芸会指導、育脳塾三歳より 奥田敏子にモダンダンスを師事。その後、ジャズ、タップダンスを向井十九(東宝)、クラシックバレエを佐々良子に学ぶ。『三文オペラ』(鈴木完一郎演出)、『メリーウィド』(宮本亜門演出)、『マイフェアレディ』(中村たかお演出)等、数多くのミュージカルに出演。NHK名古屋放送局報道番組ディレクター、総合劇集団俳優館10年間所属の後、フリーとなり夏休み ファミリー劇場、小牧、知立、四日市など各地の市民ミュージカルや市民劇、合唱 ミュージカルの演出、振付を手掛ける。平成14年度東京都優秀児童演劇選定奨 励賞受賞(ミュージカル『ムクバクとチチャネコ』)
三重大学人文学科卒業、日本演出者協会所属、愛知文教女子短大講師
明治36年、1903年に日本で初めて女性が舞台に立った公演、
すなわち女が誕生したのはシェイクスピアの「オセロ」でした。
もちろん「オセロ」全編を上演する時間はありませんので、
部分抜粋とエピソード紹介を兼ねて再構成した企画台本にて
リーディングをお送りします。
2/8㊍ 19:00-
芸術創造センター・リハーサル室
出演 今枝千恵子、栗木己義、加真美、高橋ケンヂ、林優花、ほか
チケット料金:1500円
演出 はせひろいち
劇作家、演出家、劇団ジャブジャブ サーキット代表。
岐阜大学卒業後、 新聞社勤務を経て演劇畑に。書き下ろし戯曲は110本を越す。観客との想像力共有論、繊細な会話研究、知的エンターテイメントが身上。松原・若尾記念演劇賞、名古屋市芸術奨励賞など受賞多数。過去3回岸田戯曲賞の最終候補に残る。現在、日本演出者協会員、日本劇作家協会員。岐阜大、静岡文化芸術大、名古屋音楽大で講師。戯曲塾の塾長を長久手市で24年、岐阜市で18年継続中。岐阜大学卒業後、 新聞社勤務を経て演劇畑に。書き下ろし戯曲は110本を越す。観客との想像力共有論、繊細な会話研究、知的エンターテイメントが身上。松原・若尾記念演劇賞、名古屋市芸術奨励賞など受賞多数。過去3回岸田戯曲賞の最終候補に残る。現在、日本演出者協会員、日本劇作家協会員。岐阜大、静岡文化芸術大、名古屋音楽大で講師。戯曲塾の塾長を長久手市で24年、岐阜市で18年継続中。
晩年の貞奴が、雑誌記者と語らうというスタイルを取りながら、
貞奴の生き方、人生を振り返っていく物語。
女性の参政権もなかった時代、貞奴は何を思い行動していたのだろうか、
現代の俳優たちと考え作品にして上演します。
2/9㊎ 19:30-
芸術創造センター・リハーサル室
作詞 藤本尚子
脚本 鏡味富美子
< 出演者 >
チケット料金:1500円
演出 川村ミチル
演出家、劇作家、俳優。
劇団そらのゆめ主宰
俳優として全国での公演活動を2000ステージ以上行ってきた。脚本や演出作品では、児童青少年演劇から市民劇までオリジナル創作を得意とする。
経営者塾での講師やアクト演出、演劇講座、表現教育授業、保育士・教員へ向けての現職教育、高校演劇審査員、育脳塾講師等、多く務める。表現教育を太宰久夫氏に師事。その他、合唱曲、ミュージカル、オペラ、朗読劇の演出、イベント企画・プロデュース、講演会、司会等、活動は多岐に渡る。日本劇作家協会会員、愛知劇術文化協会会員。全国児童青少年演劇協議会奨励賞、名古屋女性演劇賞受賞。
明治28年、川上一座が、泉鏡花の小説『義血侠血』を脚色して初演。
以後新派、歌舞伎、講談、浪曲、映画で上演。
今回は浄瑠璃語り+マイム+人形で書下ろし披露。
2/9㊎ 15:30-
2/10㊏ 11:00-
2/10㊏ 14:00-
文化のみち二葉館・大広間
料金:文化のみち二葉館の入館料200円のみ
出演 常盤津綱鵬、LONTO、古家暖華
スタッフ 美術監督:福永朝子/舞台監督:Chang
浄瑠璃台本・演出 木村繁
木村繁氏は2023年11月末逝去されました。
本作は追悼の意も込めて上演いたします。
木村繁
長野生まれ。前進座、東宝現代劇戯曲科で学び人形劇団むすび座の演出を経てフリー。
ヒトの心象風景をオブジェや人形で表現する特異な手法が動く現代美術と評され、パティオ池鯉鮒、利賀フェスティバル、飯田人形劇フェスタなどで演出を展開。オブジェクトパフォーマンスシアター、文楽人形、結城座、ひとみ座などと新作を作る。又、日本語の語りにも力点を置き、白石加代子、筑前琵琶田原順子、狂言野村又三郎、説教源氏節もくもく座、常磐津綱鵬、小林祥子(前進座)などと語りの作品を作り続ける。
文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作、名古屋市芸術奨励賞、松原英治若尾正也記念演劇賞、名古屋市芸術祭審査員特別賞(団体)受賞、(一社)日本演出者協会理事、(特非)愛知人形劇センター理事長、人形劇学校パペットアーク校長などを歴任。
―――――「木村繁演出家の仕事」より引用
2/9㊎ 18:00-
芸術創造センター・リハーサル室
講師 : 藤本尚子
1971年大阪大学外国語学部(元大阪外大)ドイツ語学科卒業。卒論はブレヒト。在学中よりイサドラ ダンカン伝記などの翻訳。別途、金融論、貨幣論に関し経営学修士号をもつ。批評、小説、戯曲を執筆。 1982年 文芸誌『海燕』にて作家デビュー海外日本語新聞に小説連載など。 1997年 小説『マングース族の決闘』2009年日本作詞家協会会員登録2011年市民オペラ貞奴台本執筆。以後、貞奴関係の寸劇朗読劇などを執筆。2013年貞奴フォーラム機関誌『香葉』発行。 主著『福澤桃介論策集解題 天馬行空大同に立つ』世界書院(2017年)2022年『貞奴絵ものがたり』発行
料金:1500円
◇◇◇◇◇◇◇
2/10㊏ 15:00-
文化のみち二葉館・大広間
パネルディスカッション : ふじたあさや
劇作家・演出家。1934年東京生まれ。早稲田大学文学部演劇専修中退。 元昭和音楽大学ミュージカルコース教授。
代表作に『日本の教育1960』『さんしょう太夫(斉田戯曲賞受賞)』『しのだづま考(芸術祭賞受賞)』『サンダカン八番娼館(脚色)』『ベッカンコおに(脚色)』『臨界幻想』ミュージカル『ねこはしる』等、代表演出作品に『うたよみざる』『羽衣』『12人の怒れる男』『杜子春伝』等、伝統から現代、対話劇からミュージカル、記録的演劇から児童劇と作風は多岐にわたる。
日本演出者協会理事長の他、(社)日本劇団協議会、日本劇作家協会、(社)日本芸能実演家団体協議会、日本児童・青少年演劇劇団共同組合、アシテジ(世界児童青少年舞台芸術協会)世界理事、NPO法人KAWASAKI アーツ理事長等、業界団体役員を歴任。川崎市文化賞受賞。
料金:文化のみち二葉館の入館料200円のみ
お申込み
観劇は、以下の申込フォームもしくはお電話にてお申込みください。(ワークショップはお電話でお申込みください。)
■日本演出者協会 東海ブロック(みなみ)
TEL. 080-4536-9570
以下でもお取り扱いしております。
○名古屋市文化振興事業団チケットガイド
TEL:052-249-9387
(平日9:00~17:00/チケット郵送可)
★名古屋市文化振興事業団が管理運営する施設窓口《文化小劇場、芸術創造センター、青少年文化センター(アートピア)、市民ギャラリー栄、演劇練習館(アクテノン)、東山荘、名古屋能楽堂》
お問い合わせ
「日本の戯曲研修セミナー2023 in 東海」実行委員会
tel. 080-4536-9570
詳細はこちら>> 日本演出者協会東海ブロックHP
最新情報はTwitterにて>> 日本演出者協会 東海ブロック
スタッフ
舞台監督 金子康雄
美術 白濱洋介、金子康雄
照明 福井孝子
音響 後藤佳子
制作「日本の戯曲研修セミナー2023 in 東海」実行委員会
宣伝美術 みなみ津姉・オレンヂスタ美術部
WEBデザイン 小熊ヒデジ
日本演出者協会東海ブロックHP
助成
文化庁文化芸術振興費補助金
舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する 新進芸術家育成事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
主催
共催
一般社団法人日本演出者協会
公益財団法人名古屋市文化振事業団
[芸術創造センター]
チラシPDF
日本演出者協会は、ハラスメント防止に努めています。
参加のお申込みをされる前に、必ず「日本演出者協会事業におけるハラスメント防止ガイドライン」をご確認ください。