日本の戯曲研修セミナー @オンライン2023
『現代女流戯曲選集』を読む!
日本の戯曲研修セミナーオンライン企画第三弾として「日本女流劇作家会」が発行した『現代女流戯曲選集(1956 ~58年版)』を取り上げます。全三冊に収録された戯曲は合計38本。そのうち10名の作家による計15本の戯曲を、 劇作家や演出家が読んだ上でそれぞれの自由な視点から作者や作品を紹介し、ディスカッションを行います。 昨年度の「雑誌『青鞜』を読む!」では、明治期の女性の思想やさまざまな論争が話題にあがりました。今回は終戦の 約10年後に出版された女性作家による戯曲集を読み解くことで、当時の世相や価値観を探っていきます。 レクチャーでは椎野若菜氏をゲストに招き、文化人類学者の視点から世界の寡婦や未婚女性について話していただ きます。オンラインで、世界のどこからでもご参加いただけます。
現代女流戯曲選集とは
劇作家の岡田八千代を中心に、1948年に日本女流劇作家会が結成された。女性劇作家の協同、また女性の新人劇作家の育成・紹介を活動の理念とし、随時、正会員、準会員などを募集。正会員には可児松栄、辻山春子、佐々木恵美子らがいた。会報「アカンサス」を定期的に発行、女性劇作家によるアンソロジー『現代女流戯曲選集』を出版した(1956年版、1957年版、1958年版の3冊が確認できている)。
開催日時
2023/9/20㊌・10/18㊌・11/22㊌・12/20㊌・2024/1/17㊌
各 18:30- 22:00
スケジュール
セミナーの 進め方
発表者が作家のプロフィールや戯曲のあらすじ、当時の社会状況との関わりや自身の関心・興味を述べたあと、 ディスカッションを行います。見学&ディスカッション参加者の方も、チャットにコメントを書き込んでいただく ことで、議論に参加していただけます。
会場
オンライン(Zoom)💻
入室先は参加者に通知
使用戯曲
1956年版より
『鏡台』岡田八千代
『冬浪』可児松栄
『水のほとりの女』田中澄江
『他人の手』秋元松代
『写真』保利祥子
1957年版より
『雨の夜のはなし』田中澄江
『お七』若城希伊子
『不凍夜』田井洋子
『上城家の離座敷』田井ふみ子
『賤機帯』松本起代子
『曖昧な朝』保利祥子
『髪を切る』佐々木恵美子
1958年版より
『鋏』田中澄江
『黒い鳥』若城希伊子
『からす』田井洋子
📗「国立国会図書館デジタルコレクション」から、インターネット上で『青鞜』を閲覧することができます。国立国会図書館に利用登録(本登録)をした上で、国立国会図書館オンラインにログインし、「個人向けデジタル化資料送信サービス」の利用規約に合意する必要がございます。
参加要項
🔘 Zoomに接続可能であること
🔘 全日程参加できなくてもOK
🔘 戯曲を読んだことを前提にセミナーは進行しますが、発表者がおおまかなあらすじを紹介するため、見学者は読んでいなくても参加できます
ディスカッション参加者
ゲスト プロフィール
10/18㊌ ゲストレクチャー
「世界の寡婦/未婚女性」
《ゲスト》椎野若菜
文化人類学者。専門は社会人類学、東アフリカ民族誌学。 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授。家族・親族、セクシュアリティ、ジェンダー等に関心を持ち、ケニアとウガンダでフィールドワークを展開。シングル・結婚・家族のありかたの変化などを継続し調査。主な著書は『結婚と死をめぐる女の民族誌―ケニア・ルオ社会の寡婦が男を選ぶとき』、編著に『やもめぐらし―寡婦の文化人類学』『境界を生きるシングルたち』など。
料金
【見学】1000円 (通し) ※協会員無料
定員
【見学&ディスカッション参加者】50名
お申込み
チケットシステム「Peatix」からご予約ください
※協会員(無料)の方もチケットシステムPeatixよりお申込みください。
【チケットシステムPeatix】
上記のシステムが利用できない方は、
お名前、所属、連絡先(メール、電話)を明記の上
以下のメールアドレスまでご応募ください。
✉ gikyokubu.online@gmail.com
お申込み締切
最終日の開催時間まで
※応募人数によって先着順で〆切となる可能性がございます
日本の戯曲研修部
〈オンライン〉
秋葉舞滝子 EMMA(旧・豊永純子) 川口典成 河原その子 蔵人 黒澤世莉 篠本賢一 田中春彦 日澤雄介 平野智子 丸尾聡 吉田康一
宣伝美術
松田陽子
助成
文化庁文化芸術振興費補助金
(舞台芸術等総合支援事業(次代の文化を創造する新進芸術家育成事業))
独立行政法人日本芸術文化振興会
主催
文化庁 / 一般社団法人日本演出者協会
SNSアカウント
日本の戯曲研修部 Twitter
#現代女流戯曲選集を読む!
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