岡部耕大:日本の戯曲研修部アーカイブ
「日本の戯曲研修部アーカイブ」は、日本演出者協会が主催する「日本の戯曲研修セミナー」で取り上げた戯曲や劇作家を中心に、セミナーコンテンツや周辺情報をまとめたアーカイブです。未来の演出家や演劇人に向けて、有益かつ論争的な場となることを目的としています。
岡部耕大(おかべこうだい)
1945年4月、長崎県松浦市生まれ。東海大学中退、劇団三十人会を経て、空間演技を主催。1979年『肥前松浦兄弟心中』で、第23回岸田國士戯曲賞受賞。1989年『亜也子』で、紀伊国屋演劇賞個人賞受賞。「『新劇最後の砦』といわれる岡部耕大の作品は、自分の生とそっくり重なる戦後史の意味にこだわっていることに特徴がある」(岡部耕大公式ウェブ)とあり、特に「肥前松浦兄弟心中」をはじめとした「松浦」を舞台とした作品には 「松浦弁」が多用され、炭鉱の町に住む人々の群像がダイナミックに描かれている。
日本の戯曲研修セミナー@オンライン2022 岡部耕大『肥前松浦兄妹心中』を読む!
2022年9月27日(火)、10月7日(金)〜10月9日(日)(全4回)
岸田國士戯曲賞受賞作である岡部耕大『肥前松浦兄妹心中』(1978年)を劇作家・演出家がオンラインにて一堂に会するディスカッション企画を開催しました。
アーカイブとして、セミナーのダイジェスト映像、岡部耕大さんへのインタビュー・本読み映像、國盛麻衣佳さんによるレクチャー「『炭鉱と美術』―炭鉱をテーマとした美術表現の変遷―」、ディスカッション参加者によるレポートブックを公開いたします。
・セミナーの報告
アーカイブ
『肥前松浦兄妹心中』を読む!ダイジェスト(2022)
レポートブック「田中澄江『鳥には翼がない』を読む!」(PDF)
戯曲情報
『肥前松浦兄妹心中』は「肥前松浦兄妹心中―岡部耕大戯曲集」(白水社、1979年)に収蔵されています。