日本の戯曲研修セミナー
@オンライン2022 岡部耕大
『肥前松浦兄妹心中』を読む!
新型コロナウイルス感染症の流行状況を 鑑み、一部オンラインにて開催してきた日本の戯曲研修セミナーですが、2022年度よりオンライン企画を独立させ、継続的に実施していくこととなりました。第一弾として岡部耕大『肥前松浦兄妹心中』を取り上げ、劇作家・演出家が一堂に会するオンラインディスカッションを開催します。『肥前松浦兄妹心中』は1978年に青年座にて初演された、岸田國士戯曲賞受賞作品です。戯曲中では「松浦弁」が多用され、登場人物の相関は入り乱れ、原初的かつ複層的な世界が描かれています(つまり読むのに「骨が折れる」戯曲です)。オンラインにて声に出して読み、侃侃諤諤、ディスカッションいたします。多くの方のご参加をお待ちしております!
実行委員・川口典成
岡部耕大(おかべこうだい)
1945年4月、長崎県松浦市生まれ。東海大学中退、劇団三十人会を経て、空間演技を主催。1979年『肥前松浦兄弟心中』で、第23回岸田國士戯曲賞受賞。1989年『亜也子』で、紀伊国屋演劇賞個人賞受賞。「『新劇最後の砦』といわれる岡部耕大の作品は、自分の生とそっくり重なる戦後史の意味にこだわっていることに特徴がある」(岡部耕大公式ウェブ)とあり、特に「肥前松浦兄弟心中」をはじめとした「松浦」を舞台とした作品には 「松浦弁」が多用され、炭鉱の町に住む人々の群像がダイナミックに描かれている。
開催日時
2022/9/27㊋~10/7㊎・8㊏・9㊐
スケジュール
会場
オンライン(Zoom)💻
入室先は参加者に通知
使用戯曲
岡部耕大:『肥前松浦兄妹心中』
『肥前松浦兄妹心中』(白水社)あるいは『現代 日本戯曲大系第11巻』に所収されております。各自図書館などで入手してください。ただし、新型 コロナウイルスの影響などで、戯曲が入手できない場合はご相談ください。
参加条件
🔘 Zoomに接続可能であること
🔘 セミナー時間に常時接続の状態でいられること
ディスカッション参加者
※カッコ内は主な活動拠点です
ゲスト プロフィール
10/7㊎ 18:00~ レクチャー講師
『炭鉱と美術』
―炭鉱をテーマとした美術表現の変遷―
國盛麻衣佳(くにもり まいか)
アーティスト。福岡県大牟田市生まれ。先代が炭鉱関係の仕事に従事していたことから地域の歴史に関心をもち、2007年より炭鉱をテーマとした制作や研究を行っている。女子美術大学美術学科洋画卒、東京芸術大学大学院修士課程美術研究科壁画専攻卒、九州大学大学院芸術工学府 環・遺産デザインコース卒、博士(芸術工学)。最近の活動としては、2021 年大川清力美術館企画展「しんしんと~far in ~」、2020年『炭鉱と美術一旧産炭地における美術活動の変遷 ー』(九州大学出版会)出版。同著は2021年 第15回野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞受賞。
料金
【ディスカッション見学】1000円 (通し) ※協会員無料
定員
【ディスカッション見学】50名
お申込み
チケットシステム「Peatix」からご予約ください
※協会員(無料)の方もチケットシステムPeatixよりお申込みください。
【チケットシステムPeatix】
上記のシステムが利用できない方は、
お名前、所属、連絡先(メール、電話)を明記の上
以下のメールアドレスまでご応募ください。
✉ gikyokubu.online@gmail.com
お申込み締切
最終日の開催時間まで
※応募人数によって先着順で〆切となる可能性がございます
日本の戯曲研修部
〈オンライン〉
秋葉舞滝子 黒澤世莉 日澤雄介 丸尾聡
川口典成 田中春彦 平野智子 吉田康一
蔵 人 豊永純子
ファシリテーター
川口典成
宣伝美術
松田陽子
文化庁委託事業
「令和4年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催
文化庁 / 一般社団法人日本演出者協会
SNSアカウント
日本の戯曲研修部 Twitter
#肥前松浦兄妹心中を読む!
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