《 令和6年度活動計画 》
勉強会
令和6年度の協会の活動予定は、一般事業としては、協会員の交流を目的とした各部の勉強会やDMの発送、お互いの公演紹介や招待案内、また「演出家の契約書」案の策定を行う予定です。同様に、「ハラスメント防止」のための事業におけるガイドラインを再検討、選挙制度の見直しのための理事選挙における新制度の提案なども行う予定です。
国際部ではZOOMを使って、海外で活動されている日本の演劇人と連絡を取り、コロナ禍での各国の対策などをお聞きする会を、社会包摂部では、部員の仕事の紹介や手話など次へ向けての勉強会を継続して実施予定です。また教育出版部では「はじめての演劇」の改良を検討中です。昨年から始まった伝統と現代研究会の勉強会が継続開催の予定です。
特別事業としては、文化庁(芸術文化振興会)事業の『令和6年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業』および文化庁『令和5年度障害者による文化芸術活動推進事業』の推進を予定しています。育成事業は文化予算が一億円削られたために、採択金額が半額となり、事業数を削っての実施となります。それに伴っての、新たな文化政策提言を行う組織作り、会議への参加、文化庁や芸術文化振興会等への要望の提出、合同の勉強会等を予定としています。
文化庁文化芸術振興費補助金事業
(独立行政法人日本芸術文化振興会)
- 演劇大学
<in佐賀>2024年8月5日(月)~9月22日(日)
佐賀市文化交流プラザ交流センターエスプラッツホール(佐賀市)
オンライン
<in大阪>2025年1月
大阪市立芸術創造館(大阪市)
- 国際演劇交流セミナー
<台湾特集>2024年7月5日(金)~7月7日(日)
稽古場BOX-01(東京都)
講師:高俊耀(ガオジュンヤオ)/鄭尹真(ジェンインジェン)
<韓国特集>2024年10月23日(水)
オンライン
コーディネーター:ユ・ウンジョン(유은정)
講師:クォン·ジョンウォン(권정원)
2022年度に講師を務めた演劇教育の実践者をコーディネーターに立て、韓国の芸術教育の企画コーディネーターを招き、講師の活動と韓国での企画コーディネートの取り組みのレクチャーを実施します。韓国の芸術教育をさらに深く知るための、オンラインによるセミナーです。
<年鑑編纂作業>
- 日本の戯曲研修セミナー
<日本の戯曲研修セミナーin大阪>2024年7月
劇団未来ワークスタジオ+オンライン
研修戯曲:三島由紀夫『サド侯爵夫人』
<日本の戯曲研修セミナーオンライン>2024年10月~11月
オンライン
研修戯曲:飯沢匡『もう一人のヒト』または『夜の笑い』
<日本の戯曲研修セミナーin東京>2025年1月
芸能花伝舎
研修戯曲:福田恒存『龍を撫でた男』または『キティ颱風』
<日本の戯曲研修セミナーin東海>2025年1月
名古屋市芸術創造センター
研修戯曲:東海地方にゆかりのある演劇人たち・第6段 江戸川乱歩
<日本の戯曲研修セミナー アーカイブ>
2024年6月~2025年3月
- 若手演出家コンクール
応募方式を郵送からエントリー方式に変更(応募数 101名)
1次審査進行中。一次審査会8月下旬を予定
日本の各地で活躍を始めている次代を担う演出家に、さらに活躍するための場を提供したいということを最大の目的としての継続開催となります。
1次審査募集:2024年5月1日~6月30日
1次審査 2024年7月1日~8月下旬
上演作品のDVD鑑賞による審査→10名を選出(今年度から10名に変更)
2次審査 2024年9月1日~12月1日(実際の上演を鑑賞して4名を選出)
最終審査 2025年2月25日~3月2日 下北沢「劇」小劇場(観客を入れての上演審査)
前年最優秀賞受賞記念公演 2025年3月3日~9日 下北沢「劇」小劇場
八代将弥a.k.a.SABO(愛知)
- 障害者による文化芸術活動推進事業(文化庁)
「社会と知的障がい者施設を演劇でつなぎ地域のプラットフォームをつくる事業」
《楽しくつながるプロジェクト》今年度は、テーマを「もっと飛び出す」として、4か所でのワークショップの実施。
- 静岡県三島市の特定非営利活動法人「にじのかけ橋」
6月22日~7月20日(全5回) 講師:河田園子 助手:勝呂達基
・ファシリテーターの養成ワークショップ
6月21日~7月20日(全7回) 講師:黒田百合 助手:河田園子
- 伊東市の地域生活・就労サポートセンター「すぅ」
10月24日~11月21日(全3回) 講師:河田園子 助手:勝呂達基
- 長崎県諫早市の社会福祉法人 ことの海会「きぼうの里」
6月22日~8月31日(全6回) 講師:小松原修
- 大分県臼杵市のみずほ厚生センター生活介護事業所 「あらかし」
7月1日~8月7日(全3回)講師:渡猛、りょーちん、小松原修
三島市の「にじのかけ橋」は2年目ですが、他は初めての場所です。九州の長崎と大分は協会員の実行委員がその施設の職員でもあり、当初の目的である「職員さんによる演劇指導」にしっかりと取り組む予定です。
- シンポジウム(オンラインで2回開催)
・6月シンポジウム 6月16日(日)10:00〜12:30(予定)
パネリスト: 大久保ジャスミン(インドネシア・バリ、振付家・ダンサー)、 松岡大(東京・舞踏家)
ゲストパネリスト:佐藤拓道(奈良県・たんぽぽの家アートセンターHANA)
司会:柏木俊彦
・12月シンポジウム 12月1日(日)10:00〜13:00(予定)
パネリスト:河田園子、上田奈津美、黒田百合、富永充宣
司会:柏木俊彦
6月は、海外での事例も含め、積極的に活動をされている2名のパネリストをお呼びして、それぞれの活動を映像と共に紹介。
12月は、令和6年度の日本演出者協会『楽しくつながるプロジェクト』の4つの取り組みを紹介。ファシリテーターや実行委員が参加者・施設の方と一緒に、それぞれの活動を映像と共に紹介。
- 広報部
広報部「D」のWeb化 新規ホームぺージの充実
- 教育出版部
『はじめての演劇』の改良を検討中。演劇教育等の勉強会。
- 日韓演劇交流センター
日韓演劇交流ラボ 「韓国戯曲翻訳ワークショップ」参加者募集し、実施予定。
※「韓国現代戯曲ドラマリーディング ネクストステップVol.2」に向け、新人翻訳者の育成と翻訳環境の充実化を目的に実施。2024年に戯曲集に収める。
- 観劇案内
協会ホームぺージの【協会員公演情報ページ】にて協会員の公演を紹介
※これは協会員がお互いの活動を知るためのものです。招待が無くても問題はありません。
公演の意図を書いて下さるのが重要とされて開設されたコーナーです。
- 手帳作成
長きに渡り愛用されてきた手帳ですが、個人情報保護の観点から配布を取りやめることとなりました。手帳に代わり「協会員証」を発行し、協会事業への参加や観劇など会員特典を受ける際には携帯していただきます。協会員証は年度毎に発行し、会費の納入が確認された方から郵送します。
- 新入会員
協会員による声掛けによるもの、また協会事業を通して声掛けをする予定です。コロナ禍で休止した演出者も多くいますが、この時にこそ連帯して社会活動を再考し、文化芸術基本法に沿った提言を国や自治体に行う必要を感じています。