
福田恆存:日本の戯曲アーカイブ
「日本の戯曲研修部アーカイブ」は、日本演出者協会が主催する「日本の戯曲研修セミナー」で取り上げた戯曲や劇作家を中心に、セミナーコンテンツや周辺情報をまとめたアーカイブです。未来の演出家や演劇人に向けて、有益かつ論争的な場となることを目的としています。

福田恆存(ふくだ・つねあり)
(1912-1994)東京本郷に生まれる。東京大学英文科を卒業。中学教師、編集者などを経て、日本語教育振興会に勤める傍らロレンスの『アポカリプス』の翻訳や芥川龍之介論などの文芸評論を手がける。戦後は、評論『近代の宿命』『小説の運命』『藝術とはなにか』『人間・この劇的なるもの』『私の幸福論』『平和の理念』等を刊行。また、国語問題に関して歴史的仮名遣い擁護の立場で論じた『私の國語教室』がある。訳業に『シェイクスピア全集』(読売文学賞受賞)の他、ワイルド、ロレンス、エリオット、ヘミングウェイ作品等がある。劇作家、演出家として劇団「昴」を主宰し、演劇活動も行なう。全集に『福田恆存全集』『福田恆存翻訳全集』がある。(新潮社Webより引用[2024.3.31])
日本の戯曲研修セミナーin東京2024 福田恆存『龍を撫でた男』を読む!
2025年2月15日〜24日(全5回)
福田恆存の代表的な戯曲の一つである、「龍を撫でた男」を取り上げました。
福田恆存自身と、彼の人間に対する深い洞察から生まれた、福田恆存らしい、人間の虚構性と自己欺瞞を描いた、現代にもつながるユーモアのあるこの作品について、福田と共同演出をしたこともある演出家・村田元史氏をお招きし、公募したメンバーと共にディスカッションし、最終日にその成果としてリーディン グ発表を行いました。
アーカイブ
戯曲情報
『龍を撫でた男』は『福田恆存戲曲全集第二巻』(文藝春秋)『龍を撫でた男』(新潮文庫)などに所収されています。