若手演出家コンクール2018 最優秀賞決定!
最優秀賞 一宮周平(東京都)
観客賞 一宮周平(東京都)
審査概要報告
今年度72名の応募者から第1次審査を通過した15名で第2次審査が行われ、昨年12月に4名が優秀賞に選出表彰されました。この4名から最優秀賞を決する最終審査上演が2019年2月26日(火)~3月3日(日)下北沢「劇」小劇場にて行われ、各組二回の上演を行ない、最終日3月3日17時より公開審査会が行なわれました。 エントリーされたのは下記4名。
- 一宮周平(東京都) パンチェッタ
- うえもとしほ(東京都) すこやかクラブ
- 國吉咲貴 (埼玉県) くによし組
- 八代将弥a.k.a.SABO (愛知県) room16/16号室
公開審査会を担当した審査員は下記9名。
鵜山仁(文学座)/加藤ちか(舞台美術家)/鐘下辰男(THEガジラ) /篠﨑光正(電劇) /日澤雄介(劇団チョコレートケーキ) /平塚直隆(オイスターズ) /松本祐子(文学座) /山口宏子(朝日新聞記者)
流山児祥(日本演出者協会理事長)
司会進行は実行委員長の大西一郎、採点進行は実行委員の小林七緒、西沢栄治が行なった。まず各作品について審査員が討論形式で審査コメントを述べていった。各候補者と審査員とのやりとりも交えながら、全作品についての熱のこもった議論が予定時間を超えて進められた。
そして投票、各審査員が全候補者の順位に従って4点、3点、2点、1点という4段階評価での採点を行った。休憩後に開票、集計。開票の結果は次のとおりとなった。
投票結果
一宮周平 32点
(鵜山4、加藤4、鐘下4、篠﨑2、日澤4、平塚2、松本4、山口4、流山児4)
うえもとしほ 15点
(鵜山1、加藤3、鐘下3、篠﨑1、日澤2、平塚1、松本1、山口2、流山児1)
國吉咲貴 24点
(鵜山3、加藤1、鐘下2、篠﨑4、日澤1、平塚4、松本3、山口3、流山児3)
八代将弥a.k.a.SABO 19点
(鵜山2、加藤2、鐘下1、篠﨑3、日澤3、平塚3、松本2、山口1、流山児2)
以上のような投票結果で最優秀賞は一宮周平に決定した。
副賞は50万円と次年度下北沢「劇」小劇場に於ける受賞記念公演支援である。
観客賞も39票(43名観客賞権利あり、投票39名(4名棄権))のうち20票を獲得した一宮周平の受賞となり、ダブル受賞となった。副賞はビール券3万円相当。
最終審査結果確定後、流山児理事長により最優秀賞及び観客賞の表彰が行なわれ、全候補者挨拶と受賞スピーチをもって若手演出家コンクール2018は閉幕した。
若手演出家コンクール2019の募集は本年5月からはじまり、最終審査会は2020年3月3日~3月8日に下北沢「劇」小劇場で行われる予定である。
(文章中の敬称は略)
- 実行委員長 大西一郎(ネオゼネレイター・プロジェクト)
- 事業部長 西沢栄治(JAM SESSION )
文化庁委託事業「平成30年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁/一般社団法人日本演出者協会
企画制作:一般社団法人日本演出者協会
協力:本多劇場グループ