フェニックス・プロジェクト 2021
フェニックスプロジェクト2021
―― 10年/今、この地に生きる――
終了いたしました。
たくさんのご来場、ありがとうございました。
報 告
【第1期】珠玉の宮城産作品2篇を一挙リーディング上演
(「ファミリーツリー」動画あり)
【第2期】「福島県産演劇×トーキョー産演劇×写真×クロストーク フクシマを通して見る今と未来」
フェニックス・プロジェクトは、2011年3月11日の東日本大震災によって被災地のイベントがほぼ中止となり、被災地の舞台芸術家が劇場が使えなくなり公演を行うことができない、また日常の仕事を失う等、過酷な状況下にある事を目の当たりにした協会員の呼びかけによって私ども日本演出者協会が立ち上げた事業です。
2021年の今年は東日本大震災より10年を迎え、昨年からのコロナ禍による被災も重ねての鎮魂の思いを捧げる場として、また今も残る復興の課題を演劇を通して共に考える場として、さらに新たな表現を探る場として「フェニックス・プロジェクト2021」を企画しました。会場としては宮城県仙台市を選びました。
全体のコンセプトは、地域と社会とつながる。「いま、地域の抱えている個々の課題を、一緒に考える切っ掛けとしての出来事とする。演劇がどのように深く社会とつながれるか?芸術に何ができるのか?」それらを追求したいと考えています。
内容としては、【第1期】【第2期】【第3期】と構成され、福島県と宮城県を中心に震災後に書かれ公演された戯曲を新演出で上演、また東北で活躍する若手による新たな短編戯曲の公演、写真展、公演の記録上映などです。
【第1期/8月】
昨年4月のフェニックス・プロジェクトで招聘公演を予定していながらコロナ禍により延期となった『ファミリーツリー』をはじめとする宮城で生まれた作品2本を、新演出でリーディング上演いたします。
【第2期/11月】
東北を巡る劇団・風煉ダンスの『まつろわぬ民 2021 更地のうた』の朗読公演とミニライブ、原発事故後の福島県から生まれた演劇作品の劇場上映(劇団ユニット・ラビッツ等) と震災後の福島を撮り続けた中筋純の写真展を予定しています。
【第3期/12月】
東北6県から才能が集結。“東北を読む”リーディング公演。
ラストを飾るのは各県を代表する若手劇作家の競演。
【 第3期 】
~ 10 年 / 東北演劇 の 今 、未 来 ~
終了いたしました。
8月から3期にわたり上演してきた、“東北を読む”リーディング公演。
ラストを飾るのは各県を代表する若手劇作家の競演。
東北6県から才能が集結。
この10年で生まれた感覚や価値、イメージを持って書き下ろした作品群を仙台で活躍する俳優陣と、全国の第一線で活躍する演出家が読む。
それぞれの角度から、私たちはどんな未来を見ているのか。
世代も立場も県境も飛び越えてまじわり、磨かれる言葉。
語り手の声、聞き手の目に、雪を溶かす熱がこもるこの日が、新しい東北演劇の第一歩となる。
フェニックス・プロジェクトとは・・・
<東日本大震災について多角的に考える場>として日本演出者協会が2011年から主催してきた事業です。
震災10年後の今年は初めて東京を離れ、東北で開催いたします。
画像をクリックするとダウンロードできます。
会 場:せんだい演劇工房10-BOX box-1
(〒984-0015 宮城県仙台市若林区卸町2-12-9)
👉 アクセス
■ 参 加 作 家 ■
福 島
清野和也
(劇団120○EN)
山 形
石川直幸
(劇団@nDANTE)
岩 手
村田青葉
(演劇ユニットせのび)
宮 城
くまがいみさき
(三桜OG劇団ブルーマー)
秋 田
髙瀬奈穂子
(演劇集団シアター☆6)
青 森
藤島和弘
(空間シアターアクセプ)
リーディング
■ タイムテーブル ■
12月17日 (金)
①15:30〜17:00 福島&山形
②18:00〜19:30 岩手&宮城
12月18日 (土)
③13:00〜14:30 秋田&青森
①15:30〜17:00 福島&山形
★17:30〜19:30 東北若手演劇人座談会
12月19日 (日)
②13:00〜14:30 岩手&宮城
③15:30〜17:00 秋田&青森
★17:30〜19:30 地方演劇トークセッション
受付は開演の30分前より開始。
開場は開演の15分前となります。
■ リーディング出演 ■
瀧原弘子
(三角フラスコ)
飯沼由和
(演劇ユニット言言)
武田らこ
(TeamHacCLose)
大信ペリカン
(シア・トリエ)
小林七緒
(流山児★事務所)
わかぎゑふ
(リリパットアーミーⅡ )
流山児祥
(日本演出者協会理事長)
ほか
料 金:一般 2,000円
U25 1,000円
日にち指定・全席自由席
👇 ご予約はこちらから 👇
< お問合せ >
phoenixproject2021sendai@gmail.com
📞お電話でのご予約受付先
一般社団法人 日本演出者協会事務局
03-5909-3074
(平日11:00〜18:00)
※公演日・枚数・お名前・お電話番号を
お知らせください。
新型コロナウイルス感染拡大防止へのお願い
本公演は、会場と当協会の感染拡大防止ガイドラインに基づき、客席使用数を減らし、会場の換気、手指、備品の消毒等の対策を行います。
ご来場のお客様には、マスクの着用、手指の消毒、検温にご協力をお願いいたします。
STAFF
舞台監督:菅原玄哉(office-over)
照明:松崎太郎(アトリエミセイ)
音響:棟居尚(ムネスエ音響)
制作補:伊藤み弥・佐藤茂紀
当日運営:鶴園結香・大森優輝
総合監修:大河原準介
【 第2期 】
――― 福島特集 ―――
福島産演劇×トーキョー産演劇×写真×クロストーク
《フクシマを通して見る今と未来》
終了いたしました。
画像をクリックするとダウンロードできます。
会 場:せんだいメディアテーク
(〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1 TEL.022-713-3171)
👉 アクセス
料 金:一般 3,000円
U25 1,500円
(写真展・①~③すべてご覧いただけます。)
日にち指定・全席自由席
※各プログラムの間は休憩時間となります。
※①〜③各回の終演時間は目安となります、
入退場(再入場)は自由ですが、上演中の移動は他のお客様のご迷惑にならないよう配慮をお願いいたします。
👇 ご予約はこちらから 👇
📞お電話でのご予約受付先
一般社団法人 日本演出者協会事務局
03-5909-3074
(平日11:00〜18:00)
※公演日・枚数・お名前・お電話番号を
お知らせください。
< お問合せ >
phoenixproject2021sendai@gmail.com
中筋純 写真展示「流転」
3.11後の福島を撮り続ける中筋純の作品を写真と映像で紹介。
浪江町の街並みを写した全長7.5メートルの作品『ストリートビュー』展示あり。
日 程:2021年11月5日(金)・6日(土)
会 場:せんだいメディアテーク
1Fオープンスクエア
時 間:10:00~20:00
※日程、会場が①〜③とは違いますのでご注意ください。
日 程:2021年11月6日(土)・7日(日)
開 演:13:00 (開場:12:30)
会 場:せんだいメディアテーク
7Fスタジオシアター
①13:00〜14:00
クロストーク1(舞台映像の紹介あり)
原発事故直後よりそこに住む人々の思いを描き、作品を創り続けている佐藤茂紀が、作品を映像で紹介しながら、福島で演劇を創る事についてゲストと語り合う。
進 行:佐藤茂紀(劇団ユニット・ラビッツ)
ゲスト:吉田千亜(フリーライター)
流山児祥(演出家)
◆ 舞台映像
『あれからのラッキー★アイランド』
( 作:佐藤茂紀/演出:流山児祥 )
『オキュパイドフクシマ』
(作・演出:佐藤茂紀)
②14:30〜16:00
風煉ダンス朗読劇&ミニライブ
東京を拠点に活動している林周一(風煉ダンス)が、 現地取材を重ね当事者の思いに寄り添い書き上げた『まつろわぬ民 2021 更地のうた』を東京の役者と福島の役者のコラボで上演。
そして福島、東北への思いを、山形出身の白崎映美がミニライブに込め歌い上げる。
◆ 風煉ダンス朗読劇
『まつろわぬ民 2021 更地のうた』
作・演出:林周一
演奏:ファンテイル(ギター)
出演:白崎映美
反町鬼郎
瑠華(ユニット・ラビッツ)
牧田純一(しらかわ演劇塾)
◆ 白崎映美ソロライブ
歌 :白崎映美
演奏:ファンテイル(ギター)
③16:30〜17:30
クロストーク2
様々な分野のゲストを招き、「福島」を通して現在と未来について語り合う。
司会・進行:佐藤茂紀(作家・演出家・高校教師)劇団ユニット・ラビッツ
= クロストーク 登壇者 =
・流山児祥(演出家)流山児★事務所
・鵜山仁(演出家)文学座(7日のみ登壇)
・吉田千亜(フリーライター)
・あまのかずひこ(福島大学特任教授)
・中筋純(写真家)
・佐藤茂紀(作家・演出家・高校教師) 劇団ユニット・ラビッツ
・林周一(作家・演出家)風煉ダンス
INTRODUCTION
◎演劇集団 風煉ダンス
1990年旗揚げ以来、観客の度肝を抜く舞台美術などを駆使して、抒情性とバカバカしさがほとばしる荒唐無稽な物語世界構築し続けている。
またフリージャズオーケストラ「渋さシラズ」による劇伴や現代美術家とのコラボレーションなど演劇の枠をはみ出した作品作りにも挑んでいる。
◎白崎映美
山形県酒田市出身。上々颱風でエピックソニーよりデビュー後、CM,映画音楽、海外ツアーなど多岐にわたり活動。東日本大震災を経て「白崎映美&東北6県ろ〜るショー!!」を結成し、アルバム『まづろわぬ民』を発表。その後もロック、歌謡、民謡と形にとらわれず自由なスタンスで精力的にライブ展開中。
◎クロストーク登壇者
流山児祥(演出家)流山児★事務所
鵜山仁(演出家)文学座
吉田千亜(フリーライター)著作:「孤塁」「ルポ母子避難 消されゆく原発事故被害者」「その後の福島 原発事故後を生きる人々」など
あまのかずひこ(福島大学特任教授)著作:「災害復興支援学」「震災からの教育復興—過去、現在から未来へ分(分担執筆)」など
中筋純(写真家)著作:「流転チェルノブイリ」「かさぶた 福島the Silent Views」「コンセントの向かう側」
林周一(作家・演出家)風煉ダンス
【 新型コロナウィルス感染拡大防止へのお願い 】
本公演は、会場と当協会の感染拡大防止ガイドラインに基づき、客席使用数を減らし、会場の換気、手指、備品の消毒等の対策を行います。
ご来場のお客様には、マスクの着用、手指の消毒、検温にご協力をお願いいたします。
お問合せ:phoenixproject2021sendai@gmail.com
STAFF
総合監修:大河原準介
当日運営:佐々木雅彦/大森優輝/鶴園結香
情宣写真:中筋純
協力:公益社団法人日本劇団協議会/流山児★事務所/風煉ダンス/㈱マルメロ/劇団ユニット・ラビッツ/伊藤み弥/渡部ギュウ/合同会社 ことぶき
【 第1期 】
珠玉の宮城産作品2篇を一挙リーディング上演
終了いたしました。
日程:2021年8月28日(土)~29日(日)
会場:エル・パーク仙台 スタジオホール
(仙台市青葉区一番町1-4-1 仙台三越定禅寺通り館6階)
海辺のまちの、ちいさな家族の物語
『 ファミリー・ツリー 』
作=相澤一成
演出=伊藤み弥
出演=八緒八十助(劇団まんざら)、郷内宣子、藤原貢、なかじょうのぶ(劇団三か年計画)、丹野久美子(劇団I.Q150)、絵永けい(演劇ユニット石川組)、鷺谷浩二(若林演劇研究会)、高橋史生(劇団I.Q150)、宿利左紀子(演劇ユニット石川組)、相澤一成(アクトレインクラブ)、高橋あぐり
宮城県名取市出身の俳優・相澤一成は東日本大震災の津波で実家を流されました。その後、大規模な復興工事が進むにつれ、かつて自分が暮らした町の風景も、人も、言葉も、思い出もどんどん失われてしまうことに危機感を覚え、「この町の人々のことを書き留めておきたい」との切実な思いに突き動かされ、初めての劇作となる『ファミリーツリー』を2016年に書き下ろしました。全編が宮城の方言で書かれた本作は、劇作家自身の演出と地元宮城の演劇人たちによって2017年5月に初演、仙台市と名取市で上演され600名超を動員し、大きな反響を呼びました。 観客から寄せられた数多くの「ありがとう」が示すように、地元の言葉で普遍的な家族の姿を描いたこの作品は、震災で大切な人を喪い、生き残ってしまったことに自責の念を抱える被災者の気持ちを掬い取るものであったのです。2020年に神戸・東京・宮城ツアーを予定していましたが、緊急事態宣言のため全公演が中止となりました。今回、震災から10年の節目に、新しいキャスティングで朗読公演を行ないます。感染症の流行で生と死の距離が近くなった今、生者と死者の交流を描くこの舞台は格別の響きを持って受け止められることでしょう。
『 みんなここに居ればいい
~あの日からのみちのく怪談~ 』
台本構成=高橋菜穂子
演出=渡部ギュウ
原案=演劇ユニット<コマイぬよみ芝居>
原本=東北怪談同盟編
『渚にて あの日からの〈みちのく怪談〉/発行・荒蝦夷』
出演=上島奈津子、山澤和幸、鎌田麻椰、武者匠、渡部ギュウ
楽士=山本純(チェロ・仙台フィル)
協力=東北怪談同盟
東北の作家たちが綴る、海辺の怪異譚「渚にて あの日からの<みちのく怪談>」という本が、2016年に発行されました。演劇ユニットコマイぬが「よみ芝居」として継続的に上演を続けています。今回はフェニックスバージョンとして、黒木あるじ「背中」、郷内心瞳「さらば友よ」、須藤文音「再開」、小田イ輔「私の話」など、体験談を克明に綴った実話から採話まで震災怪談10篇を、ダイジェストでご紹介します。私たちとともに生きる〈亡き人〉たちの物語を、いまこそ。
◎ タイムテーブル
8/28(土)
11:00~12:30 | 『ファミリー・ツリー』 |
13:30~15:00 | 『みんなここに居ればいい ~あの日からのみちのく怪談~』 |
15:30~17:00 | 『ファミリー・ツリー』 |
18:00~19:30 | 『みんなここに居ればいい ~あの日からのみちのく怪談~』 |
8/29(日)
11:00~12:30 | 『ファミリー・ツリー』 |
13:30~15:00 | 『みんなここに居ればいい ~あの日からのみちのく怪談~』 |
15:30~17:00 | 『ファミリー・ツリー』 |
18:00~19:30 | 『みんなここに居ればいい ~あの日からのみちのく怪談~』 |
◎チケット料金 各公演 1,000円
◎ チケット予約フォームからお申込みください
◎お電話でのご予約受付先
一般社団法人 日本演出者協会事務局
03-5909-3074(平日11:00~18:00)
公演日時・枚数・お名前・お電話番号をお知らせください
主催:一般社団法人日本演出者協会
文化庁[ARTS for the future!]補助対象事業